健康保険・厚生年金保険被保険者報酬月額算定基礎届(定時決定)の編集時の抽出元の情報や入力時のポイントをご案内します。
操作可能な権限
以下のいずれかが付与された従業員のみ操作できます。
・マスタアカウント(契約初期に発行されたアカウント)
・システム管理者権限
・労務管理者権限
操作方法
1.ジンジャーデータベースにて、[労務手続]をクリックします。
2.[月変算定・賞与]にて、[新規作成]をクリックします。
3.基本設定の項目を入力し、[作成]をクリックします。
「*」必須項目
項目 | 詳細 |
---|---|
*手続書類 | 健康保険・厚生年金保険被保険者報酬月額算定基礎届(定時決定)を設定します。 |
*タイトル | 任意のタイトルを設定します。 労務手続>月変算定・賞与の画面にのみ表示されます。 |
*提出年月日 | 提出年月日を設定します。 |
*事業所 | 提出先の事業所マスタを設定します。 ※事業所マスタの作成方法はこちら |
*作成方法 |
下記のどちらかを選択します。 |
*適用年月 | 対象年度を設定します。 デフォルトは操作時点の年が設定されています。 |
4.データが作成されます。対象手続きの「︙」にて、[書類編集]をクリックします。
5.[一括訂正]または[編集]をクリックします。
※1左端のチェックを入れ、一括訂正をクリックすることで複数の従業員の手続を一括編集できます
※2[編集]をクリックすると、該当従業員の手続が編集できます
※3マイナポータルにも申請する場合は、書類を編集する前に「マイナポータルへ申請する」にチェックを入れてください
書類内に項目が追加されます
1回の一括訂正で対応できるのは50名までです。
一括訂正では、必須項目が入力されていない状態でも保存できます。
算定対象ではない従業員が選択されている場合は、算定対象欄のチェックを外して保存してください。
6.書類編集画面に移動すると内容を編集できます。
項目の詳細については、次の項目にある「各項目の抽出元」を確認してください。
個別編集画面では、帳票のプレビューを確認できます。
7.内容を編集し、[保存]をクリックします。
[再抽出]をクリックすると、ジンジャー人事労務に登録されている情報を再抽出し、書類上に反映できます。
必須項目が未入力や入力情報が正しくない場合は保存ができません。
エラーメッセージの内容を確認し、修正後再度保存をしてください。
8.共通設定を確認し、[保存]をクリックします。
添付ファイルのアップロードや、提出年月日などの内容を確認してください。
算定対象にチェックが入っている従業員のステータスがすべて「入力完了」となれば電子申請できます。
各項目の抽出元
基本情報
「*」必須項目
項目 | 自動抽出 | 抽出元 |
---|---|---|
*被保険者整理番号 | あり | 従業員管理>社保・労保>社会保険の「厚生年金番号」を抽出します。 |
*健康保険証番号 | あり | 従業員管理>社保・労保>[社会保険]タブの「健康保険証番号」を抽出します。 ※「マイナポータルへ申請する」にチェックを入れた場合のみ表示されます |
*氏名(フリガナ) | あり | 従業員管理>基本情報>基本情報(個人)の「戸籍氏名(フリガナ)」を抽出します。 |
*氏名(氏名) | あり | 従業員管理>基本情報>基本情報(個人)の「戸籍氏名」を抽出します。 |
*生年月日 |
あり |
従業員管理>基本情報>基本情報(個人)の「生年月日」を抽出します。 |
標準報酬月額の計算
「*」必須項目
項目 | 自動抽出 | 抽出元 |
---|---|---|
*従前の標準報酬月額 |
あり |
【新規作成の場合】 【ジンジャー給与と連携している場合】 |
*従前の標準報酬月額 |
あり |
【新規作成の場合】 |
*従前改定月 |
あり |
【新規作成の場合】 |
適用年月 | あり | 作成時の年の9月が抽出されます。 ※編集できない項目です |
対象区分 |
あり |
▮チェック項目 ▮プルダウン項目 【新規作成の場合】 【ジンジャー給与と連携している場合】 |
支払基礎日数 |
なし |
各月の支払基礎日数を入力します。 |
報酬月額(通貨) |
なし |
各月の報酬月額(通貨)を入力します。 |
報酬月額(現物) |
なし |
各月の報酬月額(現物)を入力します。 |
合計 | あり | 各月の報酬月額(通貨)+報酬月額(現物)が表示されます。 【ジンジャー給与と連携している場合】 対象月の報酬月額(通貨) + 報酬月額(現物)が表示されます。 |
昇降給(月) | なし | 昇給あるいは降給があった月を入力します。 【ジンジャー給与と連携している場合】 対象処理月のデータから昇降給(月)の情報を抽出します。 |
昇給、または降給 | なし | 昇給か降給かを入力します。 【ジンジャー給与と連携している場合】 対象処理月のデータから昇降給の情報を抽出します。 |
遡及支払額(月) | なし | 遡及支払があった際に該当する月を入力します。 【ジンジャー給与と連携している場合】 対象処理月のデータから遡及支払額(月)の情報を抽出します。 |
遡及支払額(金額) | なし | 遡及支払があった際に該当する金額を入力します。 【ジンジャー給与と連携している場合】 対象処理月のデータから遡及支払額(月)の情報を抽出します。 |
総計 |
あり |
対象区分にチェックを入れた月の「合計」を足した金額を算出します。 |
平均額 | あり | 対象区分にチェックを入れた月の合計 + 報酬月額(通貨) + 報酬月額(現物)の平均を抽出します。 【ジンジャー給与と連携している場合】 対象処理月のデータから平均額を抽出します。 |
修正平均額 | なし | 遡及支払があった際や年間平均で月変する際に修正平均額を入力します。遡及支払額(金額)に入力した場合、修正平均額は自動計算されます。 【ジンジャー給与と連携している場合】 対象処理月のデータから修正平均額の情報を抽出します。 |
備考
項目 | 自動抽出 | 抽出元 |
---|---|---|
70歳以上被用者算定 |
なし |
対象従業員が70歳以上の場合はチェックを入れます。
【ジンジャー給与と連携をしている場合】 |
二以上勤務 |
なし |
申請すべき対象事業所が複数ある場合にチェックを入れます。 【ジンジャー給与と連携している場合】 |
月額変更予定 |
なし |
算定基礎届を提出する時点で、8月・9月に月変になる可能性がある場合はチェックを入れてください。 ※「月額変更予定」にチェックが入っている帳票をPDFで出力すると、該当の従業員の報酬月額欄が空欄で出力されますが、日本年金機構が出している記載の方法にならった仕様となります。 また、年金機構の案内では、月額変更予定の従業員は省略して電子申請するようにとありますが、含めて電子申請される場合には、該当の従業員の金額等は正しく電子申請データに記載されて申請されます。 【ジンジャー給与と連携している場合】 |
途中入社 |
なし |
対象期間内に途中入社をした従業員の場合はチェックを入れます。 【ジンジャー給与と連携している場合】 |
病休・育休・休職等 |
なし |
対象期間内に病休・育休・休職などがあった場合にチェックを入れます。 【ジンジャー給与と連携している場合】 |
短時間労働者/パート |
あり |
従業員管理>社保・労保>社会保険タブの「パート区分」を抽出します。 【ジンジャー給与と連携している場合】 |
年間平均 | なし | 【ジンジャー給与と連携している場合】 対象従業員の算定基礎届の内容を抽出します。 |
その他 | なし | 【ジンジャー給与と連携している場合】 対象従業員の算定基礎届の内容を抽出します。 |
書類編集後の対応について
「算定対象」の従業員のステータスがすべて「入力完了」となったら、電子申請ができます。
電子申請の操作方法はこちら